犠牲者の一人で、氏名が公表されていない中年男性は5年ほど前、介護福祉士を目指して大阪市内の介護サービス会社に入社した。知人らに「一生を介護にささげる」と意気込みを語っていた。一人暮らしだったが、今年6月ごろからは「安くて職場にも近い」という理由で、現場の個室ビデオ店で寝泊まりすることが多かったという。
同僚の男性は「お年寄りの入浴など体力が必要な仕事も進んで引き受けてくれた。一緒に飲みに行き、夢を語っていたのに信じられない」と沈痛な表情を浮かべた。
ほぼ毎日足を運んでいた同市中央区の居酒屋の経営者にも、「介護の世界に骨をうずめるつもりなんや」と話していたという。経営者は「思いやりがあり、まじめに頑張ってきた彼がなぜあそこで寝泊まりし、亡くならないといけないのか。犯人を許せない」と涙を浮かべ、男性が好きだった日本酒を店内に供えた。
25年来の付き合いという市内の会社経営男性(45)はこの日午後、現場の店舗前を訪れた。シートに覆われた入り口を見つめ、「介護の資格取得に取り組んでいた彼が節約のためここを利用していたことを思い出し、警察に問い合わせた。昨日も世間話をしたばかりだったのに…」と唇をかんだ。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081001-00000065-yom-soci
