女性伝統工芸士:県内初 大館曲げわっぱ作り・伊藤朋子さん /秋田
◇「若い人が使う製品作りたい」--創業150年・栗久商店で技磨く
江戸中期から続く大館曲げわっぱ作りに従事する伊藤朋子さん(35)=大館市比内町扇田=が、県内初の女性伝統工芸士となった。8月から10月にかけての試験を経て、11日に認定された。150年以上続く市内の栗久商店(栗盛俊二社長)に勤務して3年目。「若い人が使う製品を作りたい」と意気込んでいる。【村川幸夫】
伝統工芸士は、経済産業相指定の伝統的工芸品の製造に従事する技術者の中から、高度の技術と技法を持つ人を財団法人・伝統的工芸品産業振興協会が認定する。
伊藤さんは天然秋田杉で作るお膳(ぜん)や盆などの木地部門を担当。さらに木目模様が美しい天然秋田杉を熱湯で煮沸し、型に押しつけて曲げ輪を作る曲げ部門を任されている。
試験の1週間前には緊張してあまり眠れなかったが、実技前日には「何とかなる」と度胸が座ったという。
大館曲げわっぱ協同組合の伊藤国弘理事長は「本当にうれしい。女性の進出を待ち望んでいた業界としては快挙だ」と喜ぶ。県内では今回、伊藤さんのほか3人(男性)が認定され、伝統工芸士は13人となった。
伊藤さんは高卒後、東京の専門学校で2年間学び栄養士の資格を取得。帰郷したが地元では関連の仕事がなかった。また父が大工という縁もあり、木工への愛着は強かった。
別の曲げわっぱ工場に就職して13年間働いたが、任せられたのは主に製材部門。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081212-00000025-mailo-l05
