構造改革特区制度を利用し、株式会社が設立したLEC東京リーガルマインド大学(東京都千代田区)は18日、来年度以降の学部生の募集を停止すると発表した。入学者が今春は定員の1割程度と低迷し、累積赤字が約30億円と膨らんだことなどが理由。株式会社立大の募集停止は大学院大で1校あるが、4年制では初めて。
LEC大は資格試験予備校を運営する株式会社東京リーガルマインドが設立。平成16年度に開校し、一時は全国に14キャンパスを展開した。しかし、定員割れが続き、今年度は千代田キャンパスのみで学部生を募集したが、入学者は定員160人に対してわずか18人にとどまっていた。
現在、12キャンパスに計459人の学部生が在籍しており、同大は「学生が卒業次第、キャンパス運営を停止する」としている。大学院は募集を続ける。
LEC大に対しては、文部科学省が19年1月、専任教員の実体がなく、専門科目が予備校の科目と事実上同一化しているなどとして改善勧告を行った。同大は「当初描いていたカリキュラムなどが方向転換を余儀なくされ、一般の大学との差別化ができなくなったのが入学者低迷の一因」と説明している。
文科省によると、株式会社立大は全国に6校あり、18年開校のLCA大学院大(大阪市)は今年度から学生募集を停止している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090618-00000578-san-soci
