前理事長親子が背任罪で起訴された「日本漢字能力検定協会」(京都市)に対抗し、兵庫県の高校教諭OBらでつくる「日本漢字習熟度検定機構」(東京都千代田区)が10月から、「新漢検」の通称で漢字の習熟度検定を始める。同機構は「プロ野球のセ・パ両リーグのように、漢字検定も競争した方が質の高い出題やサービスの提供ができる」とアピールしている。
国語教諭OBらが2月、国の認可が不要な非営利目的の一般財団法人として設立した。教本の執筆や問題作成には国語辞典の編集経験者らも参加している。
新漢検は漢字の書き取りに重点を置き、選択肢から答えを選ぶ問題は最小限にする。難易度によるランクは▽入門▽初級▽中級▽上級▽別格(師範コース)--の五つで、正答率8割以上で合格。将来は漢検と並ぶ100万人規模の検定を目指すという。
文部科学省によると、協会と機構のほかに同種の検定を行う組織はない。同機構理事長の松浦潔・元兵庫県立芦屋高校校長(75)は「コンピューターに依存しがちな現代に、漢字が正しく書けるような検定にしたい。利益至上主義とは一線を画す」と話す。
新漢検の級別教本は7月中旬に全国の主要書店で発売、8月からコンビニエンスストアなどで受検申し込みを受け付ける。検定料は▽入門・初級1200円▽中級1500円▽上級4000円▽別格6000円。問い合わせは同機構(03・5256・6101)。【伊藤一郎、藤田剛】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090619-00000013-mai-soci
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